事業内容

小ロットから大ロットまでの
OEMで幅広いニーズに対応

北伸電機では主力事業として、電子機器のOEM生産(基板実装、手半田、組み立て、検査、梱包など)を行っております。部品変更、基板アートワーク変更、部材調達、法規制調査、環境(含有物質)調査の対応も可能です。製造部を中心に部材集約から製造、検査、納品までを生産プロセスとして行っております。

大型部品や自動実装未対応部品については専用ライン(ラウンドコンベア)で手挿入し、自動はんだ付(N2フローはんだ)まで社内で対応が可能です。SMT(チップマウンター)とリフロー、IMT(インサーター)については、近隣の協力会社との業務提携により円滑に進めることが可能です。外観検査機として3D画像検査機(YAMAHA YSiシリーズ)を使用しており高速で高精度な検査ができます。塗装スペースを常設していますので防湿材等の塗装も対応可能です。生産にかかわるすべてのプロセスを一貫して対応し、質の高い製造を実現しています。

ラウンドコンベア

N2フローはんだ

チップマウンター

3D画像検査機

インフラを中心としたODMで
暮らしの基盤を支える

北伸電機は電力変換機器(充電器や電源)の開発・製造を得意としており30年以上の開発実績があります。充電機器、スイッチング電源機器、ワイヤレス給電機器、 2次電池用保護回路、照明機器 などの電子機器の仕様検討から開発(回路設計、基板設計、ソフト設計、機構設計)そして量産までを一貫して行っております。

業務用無線機は、現場での作業効率化や安全確保に欠かせない存在です。業務用無線機は、メーカーごとに形状や電池容量が異なっているので専用充電器が必要になります。北伸電機ではその無線機の仕様に合わせた専用の充電器の開発から生産までを行っております。単体充電器のほか、複数台を同時に充電できるマルチユニット充電器があります。

車載無線機も業務用無線機と同じように様々な現場で使用されています。車載無線機専用充電器は、車載という環境に考慮した構造で開発されます。例えば、車内は夏場は高温に冬場は低温になるのでそれに耐えうる設計が必要になったり車内は振動が発生しますので振動しても充電できる構造も必要になります。北伸電機ではそのノウハウをいかして最適な設計を行うことができます。

ビジネスフォンとは、オフィスなどの業務用途で利用される多機能な電話システムのことです。この電話システムの子機にワイヤレス充電の機能が組み込まれており、北伸電機が開発から生産したモジュールが採用されています。国内のビジネスフォンの多くに当社のモジュールが組み込まれています。

工場や物流センターのピッキングで使用される表示機に北伸電機のワイヤレスジュールが組み込まれています。このモジュールを組み込むことによりバッテリーレスを実現しメンテナンスフリーを実現しています。移動体に給電する独自のシステムを組み込んでおり、表示機メーカー様との共同特許も取得しています。

製品によっては法規制に適合させる必要がありますが、北伸電機では法規制適合実績が数多くあり、多種多様な製品の開発製造を行うことが可能です。北伸電機では、以下の法規制、各規格などの適合実績があります。

国内規格電気用品安全法(主に直流電源装置)
電波法 (特定小電力)
資源有効利用促進法(一般社団法人JBRC会員)
海外規格低電圧指令(欧州安全規格)
EMC指令(欧州EMC規格)
環境物質大手メーカーグリーン調達規格
P社、H社、J社など

法規制に適合させる為に安全性評価やノイズ評価を行う必要がありますが、社外試験場で行う前に、社内の設備で事前評価を行うことができ、作業効率を大幅に上げることができます。シールドルームでは吸収クランプ式妨害波電力測定、ファストトランジェント/バースト試験、対静電気試験などが行えます。その他にも恒温槽、振動試験機、耐圧試験機、絶縁抵抗試験機、高出力電源装置高電力電子負荷装置、スペクトラムアナライザ、などがあり安全性、ノイズ試験の多くを社内で実施することができます。その他に部品の抜き取り検査などで含有物質の調査に使用する簡易X線分析器などがあります。

振動試験機

シールドルーム